こんにちは、今回はバイクフライデーの専用工具でもあるヘッド調整ツールについて紹介していきます。
(そもそも、使用者居ないと思いますのでたぶん需要はありませんw)
以下備忘録兼ねて書いていきます。
まずはこちら現物です。
ヘッド調整ツールとは、フォークやヘッドパーツ等のガタを取るための工具になります。
バイクフライデーでは折り畳みの際に、ハンドル周りの分解を必要とするため、このような工具が必要になります。
元々、バイクフライデーではヘッド周りのガタを調整するために特殊な機構が付いています。
それがこの二つのボルトです。
上のボルトは、フォークの固定のためのクランプ部分です。ロードバイクだとステム部分に相当すると思います。
そして、下のボルトがヘッド周りにガタが出た際に活躍する物になります。これはロードバイクで言うトップキャップボルトに相当するもので、フォークの引き上げを行いガタを取ります。
もう少し掘り下げていきましょう、実際に分解してみると分かりますが、下のボルト部分はクランプするフォークの部品がテーパード加工されています。
これによってボルトを締めるほどフォーク部分が引き上げられる構造になっています。
この仕組みによって、特に特殊な工具がなくてもある程度のガタは六角レンチを使うことで取ることが出来ます。
さて、今回の工具が活躍する場面ですがこれらの調整では取りきれないようなガタが出た場合や、一度しっかりとガタを取ってリセットする為に使います。
では、ここからは使い方の説明になります。
1:キャリパーブレーキを外します。
2:ステムライザーを引っこ抜きます。
3:ヘッド調整ツールをセットします。
フロントホイールは、外しても外さなくてもいけると思います。
4:バイクフライデーのガタ調整ボルトと、フォーク固定ボルトを緩めます。
5:ヘッド調整ツールの上のナットを締めることでフォークが引き上げられます。
6:ある程度スムーズにフォークが動くところまで締めて、フォーク固定用のボルトを締めます。
7:ヘッド調整ツールを外して、ヘッド周りの動きを確認します。もしガタがあればやり直すか、ガタ調整ボルトを締めて調整します。
以上で終了となります。
ちなみにヘッド調整ツールはスーパーオーバーサイズ用とオーバーサイズ用があります。オーバーサイズのものであれば工具の自作も出来ると思います。
既製品を購入する場合は、バイクフライデー取り扱い店にお問い合わせください😁