楕円チェーンリング導入part3
楕円チェーンリングを導入して1ヶ月ほど経ちました。
その間、ライドの度にフロントディレイラーを調整。やっと変速が満足いくレベルになってきました。
しかし、変速は上手くいくようになってもやはり多少のデメリットはあるので今回は1ヶ月間のインプレッションと、メリット・デメリットについて書いていきます。
インプレッション
一番気になる所としては走行感でしょう。実際感じた事について書いていきます。
変えてすぐの頃は、特に違和感もなく漕げた印象だったのですが、フロントディレイラー周りがある程度解決したお陰か、ノイズが減り楕円のペダリングについて体で感じながら走るようになりました。
すると、結構漕いでいる間に回しやすさが変わることが伝わってきてなかなかそのタイミングに合わすことが出来ずにパワーロスしているような感覚がありました。
実際にパワーメーターを使っているわけではないのであくまで感覚ですが…。
その後、チェーンリングの取り付け位置を3から4に変更してみました。
理由としては、漕ぎ出しに少し重さを感じたりすることが多かったので、クランク位置が4時よりやや下方でチェーンリングの最大歯数が来るようにしてみました。
また、若干前乗りのポジションに変更してみました。
【サドル位置を1cmくらい前に出しました】
前乗りにすることで、踏み込み時のパワーは出しやすくなります。
また、今回の変更に伴いパワーを出すタイミングが少し噛み合うようになったと感じました。
また、ペダリングはガンガン踏み込むというより丁寧に回すように意識した方が疲れること無く速度を出せました。
あんまり踏み込みばかりを意識しても良くないってことですね。
楕円チェーンリングと聞いて最初は、大きなギアを効率よく踏むことが出来るものだと思っていましたが、ここ最近のライドでそれは誤りであるように感じました。
最初こそ4時のポジションで踏むことを意識していたのですが、それをしてしまうと疲れるばかりで前に進む感じがあまりありませんでした。
下死点や上死点を素早く通過させるように意識して、4時のポジションでは踏むのではなく勝手に通過していくものと考えてペダリングすると、自然とケイデンスが上がりスムーズなペダリングが出来ました。
もともと人体の構造に則って作られているものであるため、わざわざ意識して踏もうとしなくても普通に回すだけで効率が良くなるものということに改めて気づきました。
ギアが大きくなるという事象に捉われてもともとのコンセプトが頭から吹っ飛んでいたようですね…。
まだまだ、乗る側の技術が追い付いていない感じもあります。
楕円チェーンリングはペダリング矯正に向いているとも聞きますし暫くはこれで頑張ってみようと思います🎵
メリット
ケイデンスを上げやすくなりました。
平地の巡航速度が上がりました。
ただスプリントはしにくいので、最高速は上がっていません。
緩やかな坂で減速しにくくなりました。
しっかり力を入れてペダリングできる感覚があります。
デメリットについて
QXLの場合、インナートップでチェーンラインの関係上アウターチェーンリングとチェーンが干渉します。
また、フロントディレイラーをオフセットしている関係上、フロントディレイラーにチェーンが干渉しやすくなります。
結果として、インナートップやアウターローは使いにくいです。
楕円から真円のチェーンリングに乗り換えた際に最初数分間は違和感を感じます。
2台持ちの人は、チェーンリングは統一した方が無難かと思います。
実際に変速に関してちゃんと調整すれば、真円と同様に変速することもあります。
ただ、車体との相性と真円の時より良くなるといったことはないのでそこは割り切る方が良いと思います。
1カ月ほどの使用ですがケイデンスを上げやすくなり、巡航速度は上がりましたが足が売り切れやすいかなと感じました。
今まで使っていなかった筋肉が使われていたり、ケイデンスが上がったことで筋肉の休む時間が減ったのかなと思います。
ここに関しては、乗り方を変えていけば問題無くなってくるのではないかと思いますので、どんどん使い倒していこうと思います。