さて、楕円チェーンリングに加工をして取り付けまでした。
今度はフロントディレイラーの調整をしていかなければなりません。
そして、今回楕円チェーンリングを導入する上でもっとも苦労するところになります。
まずバイクフライデーのフロントディレイラー取り付け台座ですが、もともと楕円チェーンリングを導入することを仮定していたため移動幅には余裕をもって作ってあります。(製作の際に仮想56tと伝えていました。)
ですので、50tで運用していた際は一番下で固定していました。
今回は楕円率の大きい53tのQXLですので仮想57.24Tと言うことになります。
しかし、台座をみてみると結構マージンがあり余裕がありそうです。
取り付けてみるとこんな感じ
1度この状態で走ってみました。
で結果から言いますと。
全く変速しません( ;∀;)
とにかくアウターに上がらないのです。
アウター側のフロントディレイラーの調整ネジを弄ってみましたが、クランク側とのクリアランスの関係上……
こうなります。
見えますでしょうか?フロントディレイラーの羽根とクランクがほぼ接触しています。
しかし、チェーンがアウター上がることはありません。
万事休す。
どうしたものかと思い、Twitterでこの自体を投稿してみました。
するとフォロワー様からフロントディレイラーのオフセットをすることで変速性能が良くなるとの情報を戴きました。
気になって調べてみると、楕円チェーンリング向けにフロントディレイラーのスペーサーが出ていることが分かりました。
RIDEAの角度調整スペーサー
https://store.shopping.yahoo.co.jp/switch/14701014.html?sc_e=slga_pla_i_shp_02514
ウィッシュボーンの楕円チェーンリング用のスペーサー
ここら辺が定番っぽいです。
しかし、いくつか記事を読んでみると変速は良くなったりならなかったり、ちょっと微妙そうでした。
しかし、フロントディレイラーを後方にオフセットする行為自体は有効そうではあります。
ですので、どうせなら極端にやってやろうと思い後方へのオフセット幅が大きい商品を見つけました。
サイクルハートさんがだしているみたいですね。20mmのオフセットスペーサーです。
http://cycleheart.jp/s/item-detail/detail/i118.html
結構安いですね。
あと、20mmと言うところが実は大事にしてましてこれ以下のオフセットですと、フロントディレイラーが取り付け台座に干渉しそうになります。
どう言うことかと言いますと、もし今回より大きなチェーンリングを付けようとした場合に、印を付けた場所が当たってしまいます。
ですので今回は20mm以上のオフセットで探していました。
で、実際に付けみたらこんな感じになりました。
かなりオフセットしているのが分かるかと思います。
クランクの形状なのか、オフセットしたことでフロントディレイラーの調整でクランクと干渉することはなくなりました。
また、出来るだけフロントディレイラーの位置を下げるようにしました。純正のチェーンリングと比べるとチェーン落ちがかなりしやすいです。
これだけやってやっと、ギリギリ許容できるくらいの変速性能にはなってきましたが楕円チェーンリングを使いこなすためにはフロント変速のタイミングも考えながらやった方がいいです。
私は以下の動画を参考にしてみました。
フロントディレイラーの調整+使用者の技術
これらをしてやっとまともに動くようになってきました。
正直、今でも変速調整については詰めきれていません。
もし、楕円チェーンリングの変速性能を上げる方法があれば、是非教えて欲しいです😅