ぽたらいふ ミニベロ旅

ポタリング、ミニベロカスタム、もっと自転車で遊ぼう!

Tyrell CSiとBike Friday Pocket Rocket Pro との比較

こんにちは、久しぶりにブログの更新をしていこうと思います。

最近は動画制作の方が楽しくて、ブログはおざなりになってますね^^;

よければ動画も見てくれると嬉しいです。

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さて、タイトルの通りせっかく性格の違うバイクを2つ持っているので今日はそのバイクの比較をしていきます。

その2つとは

・Tyrell CSi

・Bike Friday Pocket Rocket Pro

の2台です。

Tyrell CSi

Pocket Rocket Pro

そもそも素材から違う2台ですが、お互いにミニベロの中ではハイエンドになってくる車体になると思いますので、今後購入される際の参考になればと思います。

サクッと確認したい方用に表を作ってみました

CSiとポケロケProの比較表

素材の違い

CSiとポケロケProではフレームを構成する素材が違います。

 

CSi:アルミフレームにカーボンバック、カーボンフォークを採用

ポケロケPro:クロモリ(いわゆる鉄フレーム)

 

この素材に違いによって自転車の性格も大きく変わってきます。

 

軽さの違い

CSiに関しては私が所有しているモデルと現在販売しているモデルのパーツ構成が違うようです。現在はR7000(105グレード)が使われています。

ポケロケProは主にSRAM force 22で組んでいます。

 

CSi:完成車で8.6kg(ペダルレス)

ポケロケPro:納車時で8.9kg(ペダル込み)

 

こうして見ると意外と差がないように見えますが、実際に私が乗っているCSiだと納車時に8.2kg(ペダルレス)でしてタイヤとチューブ変えるだけでも7kg台にすることができます。

完成車からカスタムすることで最終的にはポケロケProよりも1kg程度は軽くなると思います。

 

速さの違い

…さて皆様が最も気になるのは、この部分ではないでしょうか?

せっかく高いミニベロを買うのであれば、走るミニベロが欲しい!そう考えるのは当たり前ですね。

正直ここに関しては、それぞれの強みがあると私は考えます。

 

最高速度はCSiが強い!

いわゆる加速力、力をダイレクトに受け取って進んでくれるのはアルミ+カーボンで出来たCSiです。そもそも折りたたみでは無い時点で分があるのですが、そこにTyrellの強みであるトラスフレームによる剛性も加わり、ミニベロの中ではかなり硬いフレームです。踏んだら踏んだだけ加速していきます。

 

ポケロケProはロングライドで本領発揮!

さて、加速力や高速巡行ではCSiにやや劣るであろうポケロケですがロングライドになってくると少し話は変わります。ポケロケのコンセプトであるしなりを活かしたフレームはロングライドでの疲労を抑えてくれます。結果的に長く漕ぐことができるため、目的地に着く時間はあまり変わらないのでは無いかと思います。

(と言うのも、CSiでロングライドが出来ていません。なぜなら、普段乗っていてロングライドを走ろうとした時に私が選ぶのはポケロケだからです)

 

乗り心地の違い

CSi:硬め、しかしカーボン素材をうまく採用することで細かな振動吸収している。

ポケロケPro:柔らかめ(Proでは無いポケロケはさらに柔らかいです)フレーム全体で振動を吸収する。

 

輪行のしやすさ

CSiロードバイクと同等

ポケロケPro:折りたたみというか分解のため、DAHONよりは手間。かなりコンパクトになる。

ポケロケPro with リヤキャリア

細かな違い

BBの高さ

乗っていて感じたことで、気になった点としてBBの高さの違いがあります。

互いに28cのタイヤをつけた状態でポケロケProはBBが地上から29cm。CSiは27cmで約2cm CSiの方が低くなっています。そのためポケロケProと同じ感覚で走っていると、段差でペダルヒットすることがありました。

これはCSiは空気抵抗を減らして早く走るために、ポケロケProは悪路でも走りやすくするためにそうなっているのでは無いかと思います。

 

拡張性の有無

ダボ穴の数や配置に差があります。ポケロケProは、リヤキャリアを装着することが想定されていたりシートポスト後方ににもボトルケージを取り付けることができます。

また、代理店によって対応が変わるかもしれませんが、オプションでダボ穴を追加できたはずです。

CSiに関しては、そういったダボ穴は必要最低限でしか用意されておらずまた、トラスフレームのため通常のボトルケージの取り付けに関しても、頭を悩ますことでしょう。

 

使い分けするなら?

CSi高強度のライドやヒルクライムなどにおすすめ。よりロードバイクと同じような走行感を得たい方も満足できるかも。私なら100km以下はこちらの方がいいかも。

 

ポケロケPro輪行したい方、折り畳み自転車でも走行能力の高い車体を求めている方におすすめ。クロモリフレームの恩恵を感じることができ、乗り心地はCSiよりも良いです。重量は折りたたみにしては軽いですが、ヒルクライムなどでは重量を感じます。

 

総評

どちらもミニベロとしてかなり完成度が高いです。その中でも、方向性の違いがはっきりと分かれており自分がどんなライドをしたいかで選ぶといいでしょう。

私は普段はポケロケProをメインに乗っており、一台で色んなことができるいいバイクだと思います。(輪行、自転車キャンプ、ロングライド、ポタリング

しかし、通勤ではCSiに乗っており同じホイールを履かせてみてもその速さやダイレクト感はポケロケProには出せない物があります。そうした違いを楽しむのも、面白いですね^^